ついに完結。
卒業制作展、無事終わりました。
長い長い日々。
夢でシーターをひたすらし続けていた日々。
もう、生活全てがパンで浸っておりました。
家族よ、大感謝。
この家族でほんとに良かった。
一度は終電逃しそうで泊まってしまったし。
毎日試作してはダメ出しで、怒られて、考えて、原因解明して理解して、また試作して・・・・、
終電で帰って始発で登校。
こんな事続いておりました。
死ぬほどパンのことを勉強したなぁ。
クロワッサンやバゲット、自然酵母の食パンを理論的に紐解いていく。
色々自分で考えるって学生だったから経験できたんだろうなぁ。
自分の性格上、はまったらトコトンやり通すというところ。
熱いなぁ、自分。
なんか充実感でいっぱいという気持ちは、このことズバリという感じ。
これらの画像は、まだまだ試作段階での生徒の作品。
プロの目からすると笑っちゃう位の荒い出来だとおもうのです。
でも、そこから数週間。
見違えるように立派になった。
無事完売。
ちょっと、いくつか商品ご紹介。
胚芽、ライ麦、全粒が入った雑味漂う生地で、チョリソーと自家製ザワークラウト、オニオンフライを包み込んだもの。
パニーニ生地に、自家製ベシャメルと季節の野菜を盛り付けたグラタンパン。
これは、19歳の子が作ったもの。
恐ろしく鮮やかな色だけど、自然の抹茶色素でこの発色。
トロトロのブリオッシュ生地に、きな粉のパティシエールを包んだスイーツの様なクリームパン。
こしあんに桜の塩漬けの定番あんぱんに、桜の焼印付き。
ほかにもいろいろ。
でも画像なし。
全14種でした。
そう、生徒の数だけ。
そして、私の作品。
「マンダリン」
みかんのイメージ。
ライ麦配合したみっちり系ハード生地に、ビターチョコとオレンジピール、アーモンドをゴロゴロ。
白生地でココア生地を包んでクープ。
このパッカリ具合に納得いかなくて、毎日考えては格闘しておりました。
なんとか安定してロスも少なく仕上げることができるようになったのは、本番前日。
そして完売させてもらいました。
なんか、意欲がとても沸いている今日この頃です。
情熱的な自分です。
残すは2週間。
明日から又授業。
でも、もう学生のしたいことをさせてもらえる期間。
そして、早速自然酵母の授業です。
講師はシニフィアンのシェフ。
ゴージャスです。
それからジャムの授業も。
これ、大切です。
それからそれから卒業試験も待っている。
濃厚な最後が待機しております。
卒業間近。
そして、パリへ。